急性期の外傷

ぎっくり腰・捻挫・打撲・五十肩の急な痛み…など

1週間以内に発症した痛みは急性期扱いとなります。病院に行けないけどなんとかしたい・・・という場合。当院で応急処置を行います。

対処法は状態により異なりますが、たとえば鍼による神経パルスでまずは痛みをやわらげます。腫脹がみられたり触れない状態の場合は超音波治療器を用います。固定が必要な場合はコルセットなどで対処します。

 

※状態によっては病院の受診をおすすめする場合もあります。

※まれに施術を行えない場合もあります。

 


鍼による鎮痛のしくみ

人体には痛みを抑制するしくみが備わっています。外的な刺激を受けると脳は痛みに耐えられるように脳下垂体からβエンドルフィンという物質を出して、それが視床下部に作用し、そこから延髄をへてさらに脊髄へと痛覚を抑制する機構が働きます。

※実際にはもっと複雑です。

βエンドルフィンというのは自己麻薬の役割をはたすのですが、刺鍼通電による刺激はβエンドルフィンの分泌を高める作用があります。

さらに刺鍼により過度の筋緊張も緩和され、副交感神経優位に導く効果があるため、鎮痛には効果的なのです。

 

 

急性期から慢性期へ

外傷はだいたい発症から1週間を経過すると、当初の痛みは治まり、かわりにそれまでの疲労が出てきます。

例えば急性腰痛(ぎっくり腰)の場合、「なんとか動けるようになったけど、今度はあちこち痛い」。

体は痛みを避けるための姿勢をとったり(疼痛性側弯)、力を入れることで姿勢を維持したり(筋性防御)、脳からは痛みを紛らわせようとする物質をだしたり(βエンドルフィン)、筋繊維の損傷があれば修復したり(白血球の賦活)…体の内外ではいろんなことが起こっています。

発症時には神経が興奮している状態で、それが治まったあとは体が修復期間に入ります。

原因の部位以外に負担がかかっていた場所の疲労が出てきます。

あせらずに回復を待ちましょう。鍼は慢性期にも対応できます。

 

原因によっては長引くこともある

 <定義>

急性:急激に症状が始まり急速に悪化し、短い期間で改善し急速に治る

 

亜急性:急性と慢性の間に位置し、最も増悪の状態から脱したものの、急速に回復せず症状が継続する状況

 

慢性:急激な症状の変化が少なく、知らず知らずのうちに症状が進行増悪した状況    (jikosoudan.netより)

 

もしも原因が慢性症状から来た急な痛みの場合は、完全に取り切れない場合があります。他にも、ぎっくり腰だと思っていたらヘルニアだったり、外傷が治癒して神経性疼痛として残存してしまった、などです。